東峰村合宿、2泊3日のうち、2日目までが終わりました。

 

6月に来たときも感じたのですが、東峰村では今、とんでもないことが起きています。多分、村民の皆さんはそのようなことは夢にも思ってらっしゃらないでしょうけれど、ソトからやってくると、「ここはすごい」です。

 

6月は「とうほうTV」のことが知りたいとやって来た私でしたが、「メディアの取材」はせずに、参加しておられる皆さんとの交流を深めて帰りました。一見遊びに来たみたい、と自分でも考えてしまうほどでしたが、とうほうTVは、「住民の皆さんお一人おひとりの存在がメディア」だと感じたからです。これは住民ディレクターのコンセプトそのもので、なかなか、そう簡単にできることではない、です。

(6月の訪問記はこちらhttp://akikotk.blog133.fc2.com/blog-date-201106.html#no111

 

2ヶ月たって8月。役場の杉野さんのおつくりになった映像が、ものすごい迫力でした。毎週1時間の番組を(もちろん、岸本さんはじめたくさんのスタッフとの協働があるとはいえ)、他の役場業務もあるなかで作りつづけることが、こんなに短期間に力をつけることなんだと、感服しました。

昨日は夏祭り(宝珠山のかたらっ祭)の様子をまとめた映像を拝見しましたが、子どもたちに話しかけながら祭りの様子を撮影し、だから杉野さんは映ってないのですが、祭りや地域や子どもたちをみつめる、杉野さんの優しい視線が伝わってくる。そして15日に行われた祭りを2日後の昨日、17日にはほぼ完パケレベルに仕上げておられる。見たあと思わず拍手がでるような、そんな番組。くまもと未来の澤さんもとうほうTVの番組をいくつかご覧になって、「これ誰の取材?編集は?」と聞くと「杉野さんだった」と、同じことをおっしゃっておられました。

 

もちろん、無責任なソトの目からみると、昨日の収録全体については「ここはもう少しこうしたほうがよいのではないかしら」と感じたことも、たくさんありました。そこは正直に、そう感じた点も多々あったことを認めます。でも、「ここはこうしたほうがよいのではないかしら」とたくさんの意見が出ること自体、とうほうTVがものすごく進化、深化してるから。

他方で、自分(ワタシ)といえば。
合宿所に戻ったあと、参加メンバーに協力をいただいてUstreamを行いましたが、結果としては配信していません。
覚悟を決めてあえて口火を切ったつもりでしたが、話しはじめて場の雰囲気を感じた瞬間、自分の発言に責任が取れないことがわかりました。その場にいた人は、全員、私が発言したことはわかっている。でもあえて、今は黙っているのです。

 

自分自身の発言、行動に責任を取る、という、これまで頭でわかったつもりでいたことが、八百万人をスタートさせる今、やっと自分自身の体感として理解できました。だからといって、本音を隠してやっていくということではありません。岸本理事長曰く「だから皆が本音で語れる場所をつくる。それが八百万人」です。

 


もうひとつ、私自身の大きな課題。
東峰村に来て時間を過ごすだけで感じるたくさんのことがあります。岸本さんが毎日たくさん発信してくださってますが、それでも、百聞は一見に如かず、で来てはじめて、「ああ、あれはこのことをおっしゃってたのか」とやっと得心がいくことが多い。

 

八百万人は、ネットを通じて、東峰村のことを一緒に体験していこうとしています。どうしたら、ネットだけで東峰村の皆さんのことを感じることができるのか。ここに滞在している間に、なんとかその方向性をみつけたいと考えています。

 

今日も密度濃い時間がはじまります。