2/18の早朝。

 

上野村記録的大雪対策ページを立ち上げて2日目の朝に、「ページの目的は何か」という真摯な、かつ率直な質問を、友人から、個人的に、もらいました。

 

とっさに、下記を書きました。

ありのままの記録として、残しておきます。

 

*なお、下記は、高橋個人の考えを、個人的に友人に返信したものです。ページは、上野村村民による情報発信を通じた地域創り(やってんびゃー)事務局で運営しており、現段階では、現地での対応を最優先とし、情報の取りまとめ、自主的な発信を行っており、チーム全体の公式な見解ではないことを予めお断りします。

 

 

上野村記録的大雪対策ページは、誰のために何をする場か。

 

 

(2/18 早朝の段階でとっさに回答したものに、さらにいただいた指摘等も若干加筆)

 

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○最大の目的:村内の方同士のコミュニケーションの場

(村内の情報を共有できることでの安心感、対策共有)

 

ひとつは、村内の方同士のコミュニケーションの場。個別には発信されてましたが、共通の場はありませんでした(いわばウチ←→ウチ情報)。これは多分、16-17日の2日間で、既にある程度達成された。

 

(記録として)ページが村の方の安心に寄与できた様子

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=361893293951580&set=o.774377032580329&type=1&theater&notif_t=like

 

http://blog.goo.ne.jp/fuiriyamabuki/e/8d446de76d1f15793f10b4362102f88a

 

 

■2つめ。というか大前提として。 村の方に、適切な情報を届けること(いわば、ソト→ウチ情報)。県内道路のライブカメラ情報とか、上毛新聞ネット版とか、いいね!の数等を見る限り、非常に喜んでいただけてるようです。県の情報はもちろん、国の情報とかも、(群馬は山梨に比べ圧倒的に情報量が少ないですが)、動きとしては押えるようにしてます。

*その後、18日からは、村の防災無線情報を文字で発信することとしました。いずれの防災無線情報も、最も多くの「いいね!」をいただく投稿となっており、ニーズが高いことがわかります。

 

 

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○もうひとつの大きな目的:自前メディア

 

■3つめ。 上野村は、マスコミが全く取り上げてくれないけど、孤立してます(注:18日早朝段階)。なので自分たちで発信しています。このページの動きが、逆に17日の上毛新聞朝刊に掲載された。今日はもしかしたら別の新聞にも←わかりませんが、取材は入りました。

 

東日本大震災のときに、忘れされれた被災地がたくさんありました。同じことで、自前メディアを持つことにしました。そこがひとつの目的で、ここも、既に、16-17日の2日間で、ある程度は達成されました。

 

■4つめ。3つめと重なりますが、万が一のときのセーフティネットです。今は大丈夫ですが、今後はわかりません。そのときに、声をあげる場所があるか、ないか。

 

東日本と災害の質というか中身は違うし、上野村は自分たちでできる力を持っているので、そこが逆に微妙な感じを呼んでるかもしれませんが、隣町には自衛隊が災害支援で入らざるを得ないくらいの雪だった。そのさらに上にある村。当然雪の量も多いはずです。

 

それでも自分たちでやってますけど、まだ全く物流が動く状況になってないので、自前の除雪機などの重油も切れかかっています。食糧も14日以降、一切村には入ってない。当然、各家庭にも。

 

それを殆ど、誰も言わないので、私も発信できませんが、昨日から、どこまでそういうことを言うべきなのか、少し迷ってます。

 

高齢家庭には、不安も広がってます。ネットやってる世代は若いので、それも包み隠して軟らかく書いてくださってますが。

 

明日からの予報を前に、まだ全く孤立した状態の中、程度の違いこそあれ、不安は感じてらっしゃるはず。それでも、自分たちでできる強さがある村が、どこまで、いわば、「受援力」を持つべきなのか。それをどこまで情報という側面で出していくべきなのか。この4点目については、私自身、迷っています。

 

5つめ。

ここはまだ、私にもあまり実感がないのだけど、「記録」。

 

 

以上、あくまでも18日早朝段階の、私のとっさの友人に対する回答。さらにご指摘いただいたアドバイスなどを加えたもの。記録としてここに掲載。