岩手県住田町さんが、7/29~31まで、六本木ヒルズアリーナで、木造仮設住宅の展示をしてらっしゃいます。

 

住田町さんは、岸本理事長が数年間、毎年1回ずつではありますが、住民ディレクターの講習をしに通ってた地。詳しくは「住民ディレクターニュース」へ。

 

震災以降、心配しつつ見守ってきた住田町の皆さんと、やっと再会!

そして一番左端に写っているのは坂本龍一さん!住田町の木造仮設住宅を支援しているmore treesという団体を支援してらして、住田町にも行かれたそうです。我ながら、ナイスアングル!一瞬をとらえる住民ディレクター修行の成果です(断言)。

 

木の香りのする木造住宅は、本当に素敵です。

 

けれど昨日、私は何度も泣きそうになった。こんなことじゃ、いけないんですが。

 

まず木造住宅の中で。大工さん(お名前聞きそびれました)が、中に展示してある被災地、陸前高田の写真を説明してくださった。奇跡的に残った体育館。でも「ここの体育館は、天井まで水がきた。みんな、この木造住宅と同じような、はりにつかまった。ところが一気に水がひいて、高い天井から力尽きて、下に落ちた。何人もが、それで死んだ」

 

言葉を失いました。地震でも津波でもなく、そうして命を落とされた方もいる。助けることもできずに、見ていた方も、きっといらっしゃるのでしょう。ご遺体を収容された方も。ご冥福をお祈りするとともに、自分にできることをしていかなくてはと、改めて強く感じました。

 

木造住宅の中に展示してある写真をみても、「おじいちゃん、おばあちゃんと孫」という構図だと、ドキっとしてしまう。思わずスタッフに「ご両親は」と質問してしまいました。幸い、お写真の皆さんは、お孫さんのご両親も無事で、たまたま祖父母の仮設に遊びに来たところ、ということでした。

 

最後に、お味噌を買いました。陸前高田の八木澤商会。http://www.yagisawa-s.co.jp/

311に蔵から何から、すべてを失った、創業200年の味噌、醤油屋さん。

今、webのトップページに出ている写真は、ボランティアの方の支援も得て、「やっていこう」と決意した日のものだそうです。お味噌をひとつ、いただいただけですが、吉田営業課長さんがそんなお話をしてくださいました。

 

みなさん、もしこの週末、六本木界隈に用事があったら、ぜひ六本木ヒルズアリーナへ。数え切れないほどの現実があり、だから数え切れないほどの支援が必要。私が感じて何かできることは小さいけれど、動いていこうと、改めて感じました。

 

陸前高田の皆さん。後方支援地である住田町の皆さん。頑張って下さい!住民ディレクターネットワークも、動きます!